こんにちは!設計くんです😊
今回は、新人設計者がやりがちな図面のミスと、その対策について紹介します。
私も設計を始めた頃は、「図面が描ければ大丈夫」と思っていました。しかし実際には、加工する人や組み立てる人の立場を考えて図面を描くことがとても大切です。
この記事では、私が実務で経験したことや、先輩から教わったことをもとに、初心者の方が特に気を付けたいポイントを紹介します!
①寸法が足りない

加工に必要な寸法が足りない、これは新人設計者だけでなく、中堅設計者でも起こり得るミスです。
加工に必要な寸法が抜けていると、加工者は作業を進めることができず、確認のために設計者へ問い合わせる必要があります。
一見、小さなミスに思えますが、実際には次のような手間が発生します。
- 加工者から設計者へ寸法不足の連絡が入る
- 設計者が図面を修正する(設変)
- 社内保管用の設変通知書を作成する
- 図面データを更新する
- 調達に図面の差し替えをお願いする(差替図と設変通知書を提出)
- 加工者へ再度連絡する
このように、たった1つの寸法漏れでも多くの人の時間を奪ってしまいます。
どうして、ミスが起こるのか、それは、確認不足と知識不足です。
確認不足と知識不足による寸法漏れの対策
確認不足と知識不足によるミスは、複数人で検図を行うことで大幅に減らすことができます。
自己検図だけでは、どうしても見落としが発生してしまいます。そのため、経験が浅いうちは、上司や先輩に検図をお願いすることをおすすめします。
検図は紙でももちろんできますが、私がおすすめしているのは、Microsoft社の「OneNote」を活用する方法です。
OneNoteに図面を貼り付け、アプリ上のペン機能を使ってチェックすることで、紙を印刷することなく検図できます。
また、OneNoteは共有機能もあるため、上司にデータを共有し、自分がチェックした内容の上から別の色で検図してもらうことも可能です。
紙の図面を何度も印刷する必要がなく、検図履歴も残せるため、実務でも非常に便利な方法です。

OneNoteなら検図内容が残るので、次に似た図面を描くときに「前回どんな指摘を受けたか」をすぐ確認できます!同じミスの防止にもおすすめです😊
「設計者よ、OneNoteを活用せよ!」**という記事で、OneNoteを使った検図方法や便利な活用術を詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください!
②加工方法を考えずに図面を描いてしまう

加工方法を考えずに図面を描いてしまうと、加工者にとって見づらい図面になってしまいます。(左図のようなレイアウト)
例えば、シャフト形状の部品は、一般的に旋盤と呼ばれる工作機械で加工します。

そのため、シャフト形状の部品は旋盤にセットする向きで図面を描くのが基本です。
その結果、図面のレイアウトも自然と横長になります。(右図のようなレイアウト)
また、シャフトだけでなく板物の部品も同様です。
加工者がどの向きで機械にセットするのかを想像すると、横向きで加工することが多いと分かります。
「加工者が最初に見る向き」で図面を描くことを意識するだけで、見やすく伝わりやすい図面になります。
③正面図の決め方を間違えてしまう
初心者の人がやりがちなミスの一つが、正面図を適当な向きで描いてしまうことです。
正面図は、部品の形状や特徴が最も伝わりやすい向きを選ぶことが基本です。
また、加工方法や組立時の向きも考慮して正面図を決めることで、加工者や組立者にとって見やすく、理解しやすい図面になります。
寸法は正面図に入れれるものは正面図に描きましょう。側面図など色々なところに寸法が散らばっていると、寸法が見づらくなります。

私が、3Dから2Dにするときに意識していることは、レイアウトが横長になるかどうか、正面図は見やすい方向になっているかは、常に意識しています!
まとめ
今回紹介したミスは、どれも新人設計者が一度は経験するものです。
しかし、図面を描く前に
- 加工者は困らないか?
- 一番見やすい正面図になっているか?
- 公差は本当に必要な精度になっているか?
この3つを意識するだけで、図面の完成度は大きく向上します。
私も今でも図面を描くたびに、「加工する人・組み立てる人・検査する人が見やすい図面になっているか」を意識しています。
最初から完璧な図面を描ける人はいません。少しずつ経験を積みながら、「伝わる図面」を目指していきましょう!



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