園長先生の一言で、『優しい』の意味が変わった日

保育士のまなざし☀️

こんにちは、こむぎです🌾

このブログでは、夫婦の暮らしを中心に綴っています。

でも、私の暮らしの大部分を占めているのは、「保育士」として過ごす毎日。

仕事のことをそのまま書くことはできないけれど、保育を通して感じたことや考えたことをこれから少しずつ残していきたいと思います。

今日は、その最初の記事です。

はじめに

「優しい先生だね」

保育士になってから、何度も言われてきた言葉です。

本来なら嬉しいはずなのに、私はこの言葉を素直に受け取ることができなくなってしまいました。

「甘いってことなのかな。」

「子どもに舐められてるってことなのかな。」

「成長してないのかな。」

新卒の頃に言われた一言が、ずっと心のどこかに残っていたからです。

新卒時代の悩み

新卒で入った保育園で、ある日先輩から「こむぎ先生は優しいからね」と言われました。

自分のクラスに帰らなくてはいけない子が、行きたくないと泣いていたことがきっかけでした。

直接言われた時にはなんと返したら良いかも分からず、「すみません‥」と苦笑いすることしかできず。

「こむぎ先生は優しすぎるから子どもに舐められてるんですよ。」

「人を見て甘えてるんですあの子も。」

私のいないところでそう言われていたということも後から聞きました。

その言葉がショックで、「もっと厳しくしなくてはいけないのか」と思うようになりました。

試行錯誤したこと

自分の理想の保育と求められている保育のギャップに悩み、一度は一般職に就いたのですが、

やはり保育士としての仕事に未練を感じて、保育の世界に戻ることを決意しました。

転職した現在の職場は、先輩保育士さんたちが尊敬できる方ばかりで、そんな先輩方の関わり方を見てたくさん勉強する毎日を送っていました。

はっきりと物事を伝えなくては、舐められてはいけない、と思い込んで子どもとの距離が遠くなってしまったり、張り切りすぎてパンクしてしまったりしたこともありました。

「これでいいのかな‥」と不安に押しつぶされそうになる日もありました。

それでも最近ようやく「これが私らしい保育かな」と思え始めた頃。

「こむぎ先生って天使だよね」

「本当、優しいよね」

突然先輩にそう言われ、さらには私のいないところでもそう言われていたとのこと‥

「私、全然変われてないのかな」

そんな不安がまた顔を出しました。

園長先生の言葉

園長先生とお話しする時間があった時、

何か困ってることある?と聞かれ、悩んでいることを話しました。

すると返ってきたのはこんな言葉でした。

「優しいか厳しいかじゃないんだよ」

”優しい”と”厳しい”の二択で頭を悩ませていたことに、この時ようやく気づいたんです。

「子どもが信頼するのは、『この先生は自分の気持ちを分かってくれる』って思える先生なんだよ」

「伝えるべきことを伝えられているなら大丈夫。

無理に厳しくしようなんて思わなくても、

こむぎ先生は、みんなに好かれて甘えられる優しい先生のままでいいんだよ。」

そして、

「全部1人で分からせようとしなくていい。他の先生に頼ることも大切だよ。」

そう言われて、ふっと肩の荷が降りたような、

新卒の頃から囚われていた呪いから解き放たれたような気持ちになりました。

今思うこと

去年見ていた子が毎日私のクラスを覗いて探しに来てくれたり、

会うと名前を呼んでタッチしに来てくれたりしていることを思い出し、

私が悩みながら試行錯誤してきたことは無駄じゃなかったんだと思えるようになりました。

あの日、園長先生に相談して本当に良かった。

私は「優しい先生」をやめる必要はなくて、

「子どもの気持ちに寄り添うことを忘れず、伝えるべきことはきちんと伝えられる優しい先生」

を目指そう。

それが、今の私の保育です。

もし今、「優しい」「優しすぎる」と言われて悩んでいる先生がいたら‥

私は、「優しいこと」は弱さじゃないと伝えたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました