こんにちは設計くんです!
今回はSMCの「エアシリンダ」について解説していこうと思います!
エアシリンダは幅広い設備で使用されるエアアクチュエータですが、
「エアシリンダって何?」
「どうやって選定するの?」
「中はどうなっているの?」
「オートスイッチ?スピコン、何それ?🤨」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エアシリンダについて複数の記事に分けて、初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
- 🤖第一弾:エアシリンダとは?
- 🔧第二弾:エアシリンダの構造を実物で解説
- 📚第三弾:エアシリンダ選定方法
- 💪第四弾:エアシリンダの推力計算
- 🐾第五弾:エアシリンダの速度調整方法 ← 今回😎
- 番外編1:エアシリンダのクッション機構とは?
- 番外編2:なぜフローティングジョイントが必要なのか(📷実物写真あり)
- 番外編3:オートスイッチとは?(📷実物写真あり)
- 番外編4:「SMC」代表シリーズの紹介・使い分け
STEP1 エアシリンダの速度はどうやって調整する?
エアシリンダの速度は、基本的にスピードコントローラ(スピコン)を使って調整します。

「200mm/sで動かしたい!」という場合は、スピコンでエアの流量を調整しながら、実際の動作を確認して速度を合わせることが多いです。
スピコンを調整することで、シリンダへ入るエアや、シリンダから出ていくエアの流量を調整し、シリンダの動作速度をコントロールします。

シリンダの速度は、空気の流量とピストンの受圧面積などによって決まります。
スピードコントローラを使うことで、シリンダに入る・出る空気の流量を調整できます。
スピードコントローラ(スピコン)とは?
スピコンは、エアの流量を調整することでシリンダの動作速度を調整する部品です。

スピコンの上側に付いている、ノブを回すことで、エアの流量を調整できます。
スピコンはどこに何個つけるのか
スピコンの個数は使用条件によって異なりますが、初めのうちは、単動シリンダなら1つ、複動シリンダなら2つ使用することが多いと覚えておきましょう!

単動シリンダはエアの供給口が1つしかありません。
複動シリンダとは異なり、片側にはバネが付いているため、1つの供給口からエアを出し入れすることで動作させることができます。
そのため、速度調整を行う場合はスピコンを1つ使用することが多いです。

複動シリンダはエアの供給口が2つあります。
そのため、伸びる速度と縮む速度をそれぞれ調整する場合は、スピコンを2つ使用することが多いです。

スピコンにはメーターアウトとメーターインがある!(´⊙ω⊙`)
メーターアウトとメーターインの違いは、簡単に言うと、「どっちの空気を絞るか」の違いです。
🔵 メーターイン
シリンダに入る空気を絞る方式
(ロッドが出る時も戻る時もシリンダ内に入れる空気を制御する)
エア → [スピコン] → シリンダ
↑
入る空気を絞る
つまり、「入れる空気の量」を調整して速度を変える。
🔵 メーターアウト
シリンダから出る空気を絞る方式
(ロッドが出る時も戻る時も出る空気を制御する)
シリンダ → [スピコン] → 大気
↑
出る空気を絞る
つまり、「出す空気の量」を調整して速度を変える。


見た目はメーターインもアウトも変わらないよ!
変わるのは中の構造です🔍
メーターインとメーターアウト、どっちを使う?
基本的には、エアシリンダの速度調整にはメーターアウト方式を使用することが多いです。
メーターアウトは、シリンダから出ていく空気を絞ることで、ピストンの動きを安定させやすいという特徴があります。
一方、メーターインはシリンダに入る空気を絞るため、負荷の状態によっては動作が不安定になる場合があります。
まとめ
今回は、エアシリンダの速度調整方法について解説しました!
エアシリンダの速度は、スピードコントローラ(スピコン)を使ってエアの流量を調整することで、速度をコントロールできます。
また、スピコンには「メーターイン」と「メーターアウト」があり、一般的なエアシリンダの速度調整ではメーターアウトを使用することが多いです。
実際の設備では、スピコンを調整しながらシリンダを動かし、ワークの重量や動作状況を確認して、適切な速度に調整することが大切です。


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