こんにちは!設計くんです!
今回はIAI(アイエーアイ)の「ロボシリンダ」について解説していこうと思います!
ロボシリンダはFA設備でよく使用される電動アクチュエータですが、
「ロボシリンダって何?」
「どうやって選定するの?」
「中はどうなっているの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで!今回はロボシリンダについて3部構成で分かりやすく解説していこうと思います!
ロボシリンダとは?
ロボシリンダとはIAIが販売している電動シリンダの商品名です!そのためロボシリンダは電動シリンダの一種と考えていただいて大丈夫です!
ロボシリンダはモーターの動力で動きます。モータの回転をボールネジを使うことで直動運動に変換して動作します。
ロボシリンダの特徴は位置や速度を自由に設定できること(電気制御のため)、高い位置決め精度を実現できること、そして多点位置決めが可能なことです。

エアシリンダでは難しい「多点位置決め」ができることが、ロボシリンダ最大の魅力です!
エアシリンダとロボシリンダの違い
エアシリンダとロボシリンダの違いを表にしてみるとこんな感じです。
| ロボシリンダ | エアシリンダ | |
| 動力源 | 電気 | 圧縮エア |
| 駆動 | モータ | エア圧 |
| 位置決め | 多点位置決め可能 | 出端/戻端の2箇所 |
| 位置決め精度 | 良好 | やや低い |
| メンテナンス | 少ない | エア漏れ・機器点検が必要 |

ロボシリンダであれば、仕様変更でワークの位置が多少変わっても、位置データを書き換えるだけで対応できる場合があります!
エアシリンダのようにストッパーや機械部品を作り直さなくても済むことがあり、仕様変更への対応がしやすいのも大きなメリットです!
ロボシリンダは何に使うの??
ロボシリンダの用途はさまざまですが、最も多く使用されているのはワークの搬送や位置決めです。
小さな電子基板から大きなダンボールまで、さまざまなワークの搬送に対応することができます。
また、搬送だけでなく、
- 部品の押し込み
- 画像検査カメラの移動
など、高い位置決め精度が求められる場面でも多く採用されています。

ロボシリンダ単体では一方向にしか移動ができません。
ですが、ロボシリンダを組み合わせることで、X・Y・Z方向へ自由に移動ができるロボットを構成できます!
ちなみに一般的にはロボシリンダのX・Y・ZはXが作業者側から見て横方向、Yが奥行方向、Zが縦方向です。CADの座標系とは異なる場合があるので注意しましょう!メーカーや設備によって異なる場合があります_φ(・_・
まとめ
ロボシリンダについてざっくりと理解していただけたでしょうか?
今回は、ロボシリンダの概要や特徴、エアシリンダとの比較について紹介しました。
ロボシリンダは高い位置決め精度や多点位置決めが可能なため、FA設備で幅広く活躍しています。
次回は実際にロボシリンダを分解し、モーターの回転がどのように直動運動へ変換されているのか、内部構造を写真付きで分かりやすく解説していきます!🔧
ぜひ次回もご覧ください!




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